009
高河ゆん

小学6年生の少年、青柳立夏は2年前、記憶喪失となり以後2年間分の記憶しか持っていない。2年前とは別人格のようになった立夏には、唯一の理解者となった兄の清明がいた。だが清明は何者かに殺害されたとされ、立夏の側から姿を消した。その事件を契機に転校した日、立夏のとなりに来た「戦闘機」我妻草灯と出会う。清明を殺したと言う組織「ななつの月」の正体と、清明の死の真相を確かめるべく、立夏は草灯の「サクリファイス」となり、共に「スペルバトル」(言語による闘争)を駆使して真実に迫ってゆく。